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<<松下幸之助一日一話>> (PHP研究所編)
【感謝する心】
『今日の社会においては、われわれはどんなに力んでみたところで、ただ一人では生きてゆけない。
やはり親兄弟はじめ多くの人びと、また人ばかりでなく、周囲に存する物や環境、さらには自分たちの祖先や神仏、自然の恵みのもとに暮らしている。
そういうものに対して、素直に感謝する心を持つということは、人としていわば当然のことであり、決して忘れてはならない態度だと思う。
もしそういう感謝の心を持たないということになるならば、お互いの生活はきわめて味気ない殺伐としたものになるであろう。
常に感謝の心を持って接してこそ、他人の立場も尊重して行動するということも可能になってくる。』

<<過去の出来事>>
・愛知用水が完成。総延長1135km(1961年)
・天皇・皇后、初の訪米へ出発(1975年)
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<<松下幸之助一日一話>> (PHP研究所編)
【商品はわが娘】
『私どもが日々扱っている商品は、言うなれば永く手塩にかけたわが娘のようなものだと思います。
ですから商品をお買いあげいただくことは、自分の娘を嫁にやることであり、お得意先はかわいい娘の嫁ぎ先だとも言えましょう。
そう考えると、その商品が十分お役に立っているかどうか心配になって、ちょっと様子を見てみようという気が起きてくるのではないでしょうか。
そういう思いで日々仕事に取り組んでいるならば、お得意先との間に単なる商売を越えた、より深い信頼関係、力強い結びつきが生まれてくると思います。
お互い商品を自分の娘というほどに考えているかどうか、改めて考え直してみたいものです。』

<<過去の出来事>>
・日中共同声明が発表(1972年)
・阿賀野川水銀中毒訴訟で損害賠償支払い判決(1971年)

<<松下幸之助一日一話>> (PHP研究所編)
【組織や地位にとらわれない】
『今日、企業界、各企業の間における競争というものは、非常に激烈なものがある。
この厳しい競争において、瞬間を争う大事な事柄を報告するいわば非常の場合に、何としてもまず直接の上司に言わねばならないんだとか、やはり組織を通じて処理しなければ叱られるんだとか言っていたのでは、競争に負けてしまうようなこともあろう。
事の順序としては、もちろん直接の上司の人にまず言うべきではあるけれども、どうしても急を要する場合は、組織や地位にとらわれず、即刻処理してゆくことが大切だと思う。
何か事あるときには、全員が打てば響くような素早さで活動しなければいけない。』

<<過去の出来事>>
・国鉄上越新幹線の新清水トンネル開通(1967年)
・パリ発東京行きの日航機、インド上空で日本赤軍にハイジャックされる(1977年)

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【二代目は熱意で勝負】
『先代が築いた基盤を受け継ぎ、若い二代目の人が社長に就任する場合、それなりのむずかしさが当然あると思います。
そこで、一つの行き方としては、まず、会社の古くからいる先輩の人に「私はこう思っているのだがどうでしょう」と、うるさいほど熱心に相談をもちかけていくことだと思います。
そうしていけば、その熱心さが必ず相手に伝わり、信頼感を生むと思います。
また、そういう熱意にあふれた姿に対しては、社員が頼もしさを感じて自然と助けてくれるようになります。
ですから、そのような腹の底からの熱意を持ちうるかどうか、それが二代目社長としての勝負の一つの分かれ目である、という気がします。』

<<過去の出来事>>
西城正三、ボクシング世界フェザー級チャンピオンとなる(1968年)
・琵琶湖大橋開通(1964年)
・横浜ベイブリッジ開通(1989年)



<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【真剣に取り組む】
『大相撲は相変わらずの人気である。
私はその勝負が一瞬の間に決まるというところが好きである。
力士の人たちは、その一瞬の勝負のために、毎日朝早くから夜おそくまで文字通り血のにじむような鍛錬をし、稽古にはげんでいる。
そしてその成果を土俵の上で一瞬の間に出し尽そうというわけだ。
われわれも、いま自分の担当している仕事を本業として、これに打ち込んでいるだろうか。
大相撲の人気というものの裏には、日夜稽古にはげむ力士の姿があることを思って、われわれもまた、自分の人生、自分の本業というものに対して日々真剣に取り組んでゆきたいものである。』

<<過去の出来事>>
・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)没(1904年)
・台風15号で洞爺丸転覆。死者1440人余り(1954年)
・狩野川台風で伊豆半島周辺に被害。死者行方不明1200人余り(1958年)
伊勢湾台風で死者行方不明5200人余り。台風史上最大の被害をもたらす(1959年)
・東洋1の釣り橋、若戸大橋開通式。2068メートル(1962年)

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【信賞必罰】
『“信賞必罰”すなわち、罰すべき罪過ある者は必ず罰し、賞すべき功ある者は必ず賞せよということ、これは人間が存在するかぎり、程度の差はあっても絶対に必要なことであろう。
これが行なわれない国家社会は、次第に人身が倦み、やがては必ず崩壊してしまうだろう。
国家だけではない。会社、集団、家庭どこにおいても、これは決してないがしろにされてはいけないことだと思う。
ただ、ここで大事なことは、信賞必罰といっても、常に適時適切でなければならないということである。
これは微妙にして非常にむつかしいことで、これが当を得なかったならば、かえって事を誤ってしまうことになる。』

<<過去の出来事>>
沢村栄治が日本プロ野球史上初のノーヒット・ノーラン達成(1936年)
・田中首相が訪中。日中国交樹立へ(1972年)

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【人に尋ねる】
『自分の才能に向くような仕事を自分で考えて進んでいくことが非常に大事だと思う。
ところが、自分の才能というものは、自分ではなかなかわからない。
そのときには自分の信頼する人の言葉を聞くとよい。
しかし素直な気持で聞かないと、先輩の正しい言葉が正しく自分の耳に入らない。
私も、自分でわからないことは、素直な心持になって先輩に尋ねることにしている。
そして静かに考えていけば、必ず行く道は自然に決まってきて、希望が持てると思う。
しかし、野心とか欲望とかいうものを強く持つと、そこに無理が生じ迷いが起こってくるような気がするのである。』

<<過去の出来事>>
西南戦争終結。西郷隆盛自刃(1877年)
・国鉄指定席の予約「みどりの窓口」オープン(1965年)
コンピューターを使って特急券や寝台券、座席指定券の発売を行う国鉄の「みどりの窓口」が営業を開始。東京駅をはじめ全国152の主要駅と、97の交通公社営業所に合計467台の端末装置が置かれ、予約券が瞬時に発売できるようになった。

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【永遠に消えないもの】
『高野山にはたくさんの墓があります。
その中で一段と目立つ立派な墓は、おおむね大名の墓だそうですが、その大名の墓も、今日では無縁仏になっているものもあるということです。
昔は相当の一家眷族を養い、しかも明治になってさらに華族として、財産も保護されるという状態が長く続いたにもかかわらず、そういう変化があったということを考えてみますと、人間のはかなさというものを身にしみて感じます。
やはり世の中というものは形ではない。
いくら地位があり財産があっても、それはいつまでも続くものではない。
結局、永遠に消えないものはその人の心であり、思想であり、この世で果たした業績である、そう思うのです。』

<<過去の出来事>>
・ベルリン天文台で海王星発見(1846年)
・第1回全日本ヨット選手権開催(1933年)
・巨人の王貞治、55本のホームラン日本新記録(1964年)

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【中小企業は社会の基盤】
『私は中小企業というものは、日本経済の基盤であり、根幹であると思う。
それが健在であってこそ、大企業も持ち味を生かすことができるし、経済全体の繁栄も可能になる。
とともに、中小企業は単に経済においてだけでなく、いわば社会生活の基盤にもなるべきものだと思う。
つまり、いろいろな適性を持った人が、それぞれに色とりどりの花を咲かす、そういった社会の姿がより望ましいのであり、そこに人間生活の喜びというものもあるのではないだろうか。
その意味において、たくさんの中小企業が、それぞれにところを得て、さかんな活動をしているというような社会の姿が一番理想的なのではないかと思う。』

<<過去の出来事>>
・宮沢賢治没(1933年)
・室戸台風が関西を襲う。死者行方不明者3000人余り(1934年)
・大相撲で土俵の4本柱を廃止、吊り屋根式に改造(1952年)
・プロ野球にフリーエージェント制導入決定(1993年)

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【立ち話の会議】
『社長が実際の仕事についてあまり知らず、会議で「どうだ君、やれると思うのだがどうだ」というようなことを言っていると、甲論乙駁、議論百出となって、三日ぐらいもかかることになりかねません。
それはいささか極端ですが、会議というものは概してそのような傾向が強いのではないでしょうか。
それでは何かにつけてテンポの速い今日の世の中では、結論が出たときにはもう状況が変わっているということにもなりかねません。
ですから会議だからといって、会議室に集まり椅子に座ってするというのではなく、言うなれば立ち話で会議をして即決するというくらいの心構えが必要だと思います。』

<<過去の出来事>>
・国産ロケット1号機カッパーC型の発射に成功(1957年)
・将棋名人・大山康晴が王位戦に勝ち、4冠独占(1960年)
イチロー、過去最高の1シーズン200本安打を記録(1994年)
矢印・右NIKKEI NET マネー&マーケット:特集-マネーの知恵袋

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【仕事を味わう】
『私はどんな仕事であれ、ほんとうにそれが自分に適したものかどうかを見きわめるのは、それほど容易なことではない、仕事というものは、もっともっと深いというか、味わいのあるものだと思います。
最初はつまらないと思えた仕事でも、何年間かこれに取り組んでいるうちにだんだんと興味が湧いてくる。
そしていままで知らなかった自分の適性というものが開発されてくる。
そういうことも仕事を進めてゆく過程で起こってくるものです。
つまり、仕事というものはやればやるほど味の出てくるもので、辛抱をして取り組んでいるうちに、だんだんと仕事の味、喜びといったものを見出していくことができるのだと思います。』

<<過去の出来事>>
・太政官布告により、平民も苗字が許される(1870年)
・初の臨時ニュース放送が流される。内容は満州事変の第一報(1931年)
・公務員の政治活動を制限する人事院規則制定(1949年)
・原水爆禁止日本協議会(原水協)結成(1955年)
『日銀は18日、9月の金融経済月報を公表した。
景気の先行きについては「持ち直していく」との見方を示し、前月の「次第に持ち直しに向かう」から判断を前進させた。
国内外の在庫調整はほぼ終わり、新興国など海外経済の改善が続くことで、輸出・生産が一層増加していくと見込んでいる。
景気の現状判断も、前月の「下げ止まっている」から「持ち直しに転じつつある」に引き上げた。
金融環境では「厳しさを残しつつも、改善の動きが広がっている」とし、前月の「改善の動きが続いている」からやや上向きに修正した。
社債の発行銘柄の拡大などが念頭にある。
景気が今後持ち直していく要因の1つとして、公共投資の増加もあげた。
民主党中心の新政権は公共事業を含めた今年度補正予算の見直し作業に着手しているが、日銀は足元での請負金額の増加傾向から、向こう数カ月間の影響は限定的と判断したもようだ。』
<NIKKEI NET>

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【豊かさに見合った厳しさ】
『暮らしが豊かになればなるほど、一方で厳しい鍛錬が必要になってくる。
つまり、貧しい家庭なら、生活そのものによって鍛えられるから親に厳しさがなくても、いたわりだけで十分、子どもは育つ。
けれども豊かになった段階においては、精神的に非常に厳しいものを与えなければいけない。
その豊かさにふさわしい厳しさがなければ、人間はそれだけ心身ともになまってくるわけである。
しかるに、いまの家庭にはそういう厳しさが足りない。
政治の上にも、教育の上にも足りない。
それが中学や高校の生徒がいろいろと不祥事件を起こしている一つの大きな原因になっているのではないだろうか。』

<<過去の出来事>>
・全日本学生自治会総連合(全学連)を結成(1948年)
・蔵前国技館が落成、相撲博物館開館(1954年)
・海老原博幸、ボクシング世界フライ級チャンピオンに(1963年)
『経済協力開発機構(OECD)は16日、加盟国の雇用情勢に関する2009年の報告書を公表した。
日本については15~24歳の若者の失業率が過去1年で2.4ポイント上昇し9.9%に達したことを挙げ「若者が苦境に陥っている」と警告した。
日本の7月の完全失業率は過去最悪の5.7%だった。
OECDによると、日本では就労者が少なくとも1人いる家庭の11%が貧困層で、加盟国平均の7%を上回っている
仕事に就くことは貧困対策として有効だが、就労しても貧困のリスクがあることも問題だと指摘している。
<NIKKEI NET>

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【愚痴の言える部下を持つ】
『憤慨したときに憤慨できる相手があったら一番楽ですな。
つまり早く言えば最高首脳者として、愚痴を言える部下が必要だということです。それが副社長でも専務でも、あるいは秘書でもいい、そういう人があれば幸せですな。
どんなにえらい人でも愚痴のはけ場がなかったら鬱積しますわ。
そうするとあやまちをします。
太閤秀吉でも、石田三成を可愛がったといいますけど、あれはやっぱり愚痴を石田三成にもっていったんだと思います。
そうすると三成はそれを適当にうけて、うまい具合に機嫌をとったんですわ。そうすると太閤さんは頭がすっとして、またいい知恵を出したということでしょう。』

<<過去の出来事>>
・西日本に枕崎台風。死者行方不明2400人余り(1945年)
・阪神・江夏豊投手、354三振を奪い、シーズン最多記録を塗りかえ(1968年)

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【精神的大家族】
『核家族の風潮というのは、いい悪いは別にして、天下の大勢です。大きな流れです。
けれどもそれは形の上でそうなのであって、精神の上では核家族になってはいけないと思います。
あたかも大家族のごとく、年老いた老人には、家族の人たちが絶えず心を通わせるようにしなければなりません。
たとえば、三日に一ぺんは電話で声をかけてあげるとか、そういうつながりがなければいけないと思います。
世の中が進歩したら、それぞれ活動する場所が増えますから、どうしても離れ離れになって、大家族という形はとれません。
だから一方でそれを集約する精神的なつながりが一層必要だと思うのです。』

<<過去の出来事>>
・アイオン台風が関東、東北地方に上陸。死者行方不明2368人(1948年)
・国鉄、中央線にシルバーシートを設置(1973年)

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【一人の責任】
『会社が発展するのも失敗するのも、結局はすべて社長一人の責任ではなかろうか。
というのは、もし社長が“東へ行け”と言うのに、“いや私は西へ行きます”と言って反対の方向に行く社員はまずいないからである。
ほとんどの社員は、社長が東へ行こうと言えば、みな東へ行く。
だから、“東へ行け”と言って、もし間違ったとしたら、それは社長一人の責任に他ならないわけである。
同じように、一つの部、一つの課が発展するかしないかは、すべて部長一人、課長一人の責任である。
私は、いままでいかなる場合でも、そう考えて、自問自答しながら事をすすめるよう努めてきた。』

<<過去の出来事>>
・モース博士が大森貝塚を発見(1877年)
・日本中央競馬会が発足(1954年)
・イスラエル軍によるパレスチナ難民キャンプ虐殺事件(1982年)
不動産経済研究所(東京・新宿)が14日発表した8月のマンション市場動向によると、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新規発売戸数は前年同月比6.2%減の1914戸だった。
前年実績を下回るのは24カ月連続だが、減少率は2カ月連続で1ケタ台にとどまった
契約率は前年同月と比べ1.6ポイント低い69.3%で、好不調の目安となる70%をわずかに下回った。
8月末時点で翌月に繰り越した販売在庫は7037戸。
前月より409戸減ったが、水準は依然として高い。
同時に発表した近畿圏(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県)の新規発売戸数は前年同月比9.0%減の1057戸、契約率は9.0ポイント高い68.4%だった。
販売在庫数は5354戸で、前月に比べ215戸減少した。』
<NIKKEI NET>

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【いつくしむ】
『昔、仁徳天皇は、国中に炊事のけむりの乏しいのを見て人民の困窮を知り、三年間課役を中止し、三年後国中にけむりが満ちてはじめて、「民富めり」と再び租税を課された。
その間は皇居も荒れ、雨がもるほどであっても修理されなかったという。
これは伝説かもしれないが、しかし大事なことは、そのように人民をいつくしむ仁慈の心を持つことが、昔からの指導者のあるべき姿とされてきたことである。
そこに日本の一つのよき伝統があり、そういうところから封建時代でさえ数々の名君が生まれたのであろう。
そのことが栄えるもとだったのである。
民主主義の今日でも、指導者はまず人びとの幸せを願う仁慈の心を持たねばならないと思う。』

<<過去の出来事>>
・津田梅子、女子英学塾(現津田塾大学)を開校(1900年)
・ソ連無人探査機ルナー2号、月面到達(1959年)
『11日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で金先物相場は3営業日ぶりに反発し、取引の中心である12月物は前日比9.6ドル高の1トロイオンス1006.4ドルで取引を終えた。
終値ベースでの最高値(1004.3ドル)を更新
午前中には1013.7ドルまで上昇し、昨年3月中旬につけた取引時間中を含めた最高値(1033.9ドル)に迫った。対主要通貨でドル安が進み、ドルに代わる安全資産として金が買われた。』
<NIKKEI NET>

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【商売と誠意】
『誠意にあふれ、真剣な思いに満ちた行動は必ず人びとの心をとらえずにはおきません。
誠意をもって熱心に仕事に取り組んでいる人は常に「こうしてはどうだろうか」とか、「この次にはこんな方法でお客さんに話してみよう」というように工夫をこらし、いろいろ効果的な方法を考えます。
また同じことを説明するにしても、その話し方に自然と熱がこもり、気迫があふれます。
そうするとお客さんの方でもその熱心さに打たれ、「どうせ買うならこの人から」ということになってくるわけです。
そういう日々の仕事の態度というものが、やがては大きな差となって表われてくるのではないでしょうか。』

<<過去の出来事>>
・陸軍大将・乃木希典夫妻が明治天皇に殉死(1912年)



<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【予算にとらわれない】
『一国の運営をお金の面からみますと、いわゆる予算というものを組んで、それに基づいてさまざまな施策を行なっています。
お互いの商売でも、同じように予算というものによって、これを進めていく場合が少なくないと思います。
しかし、商売というものは、実際予算どおりに動くものではない。
したがって、予算がない、ということで必要なことの実施を延ばしたりするのではお客様はどんどん他へ流れていってしまうと思います。
予算によって商売をしていくことはもちろん大切ですが、それはあくまで内輪の心づもりであって、外部に対して必要なことは借金してでもやる、そういう商売をしなくてはならないと思うのです。』

<<過去の出来事>>
・エチオピアで社会革命勃発。帝政から社会主義国家に(1974年)
・全国の国公立学校で週5日制スタート(1992年)

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【個人主義と利己主義】
『今日、個人主義と利己主義が混同されているきらいがあります。
本来の個人主義というのは個人は非常に尊いものであるという考え方だと思います。
が、一人の個人が尊いということは、同時に他の個人も尊いということになります。
ですから個人主義はいわば他人主義にも通じるわけです。
それに対して利己主義というものは、自分の利益をまず主として考え、他人の利益をあまり重んじない姿です。
今日ともすれば、個人主義が誤り伝えられて、利己主義に変貌してしまっている姿がありますが、この画然とした違いをお互いに常日ごろから知っておく必要があると思うのです。』

<<過去の出来事>>
・大阪市立美術館開館(1936年)
・後楽園球場開場(1937年)
・チリでクーデター。アジェンデ大統領死亡(1973年)

注目
NIKKEI NET マネー&マーケット:特集-マネーの知恵袋

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【不健康また結構】
『私は不健康が、必ずその人を不幸にするとは思いません。
世の中には不健康で幸福になる場合もありますし、また逆に健康なためにかえっていきすぎて、不幸になる場合もあるのです。
肝心なことは「不健康また結構なり」という気分になることです。
不健康は不幸なことだ、悲しいことだと考えて心を乱してはいけないと思うのです。
小さい頃から病弱だった私がそういう心境になれたのは、今日考えると、やはり前途に強い希望を持っていたためだと思います。
不健康のために希望を失うということでは、失敗の上に失敗を重ね、不幸の上にまた不幸を重ねることになってしまうのではないでしょうか。』

<<過去の出来事>>
・ベニス映画祭で黒沢明監督「羅生門」がグランプリ受賞(1951年)
・日本、ガット(関税及び貿易に関する一般協定)に正式加盟(1955年)
・NHKほか8局がカラー放送開始(1960年)


<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【師は無数に存在する】
『手近に親切な指導者、先輩がいて、自分を導いてくれる、そういう人が会社にいる人は幸せだと思います。
しかし見方によれば、指導者のいないところにこそ、みずからの発展というものが考えられる、ということも言えるのではないかと思います。
蓄音機や白熱電灯などを発明開発したあの偉大なエジソンには指導者がいなかったそうです。
それでみずからあらゆる事物に関心を持ち、そこに指導者を見出しました。
汽車にのれば、石炭を焚く音や車輪の音に指導者を見出したわけです。
みずからを開拓する気持になれば、行く道は無限に開かれている、師は無数に存在していると思うのです。』

<<過去の出来事>>
・ドン(正午号砲の制)制定される(1871年)
朝鮮民主主義人民共和国が成立(1948年)
・毛沢東没(1976年)

『東京証券取引所が8日に発表した4日申込時点の信用取引の買い残高(東京・大阪・名古屋3市場、制度信用と一般信用の合計)は、2週ぶりに増加した。買い残高は前の週(8月28日申し込み時点)に比べ917億円増の1兆6206億円だった。
この週(8月31日―4日)は、前の週の8月26日に日経平均株価が1万668円の高値をつけたこともあり、相場は調整色が強まった。
週末の取引時間中に日経平均は1万143円まで下げ、投資家は値ごろ感から買いを入れたとみられる。
世界経済は最悪期を脱したとの見方から、今後株価が上昇すること見込んでいる投資家が多いようだ。
信用売り残高は減少に転じた。売り残高は299億円減の9182億円だった。
個別では、三菱UFJ(8306)、みずほFG(8411)の買い残が増加した。週末に20カ国・地域(G20)財務相・中央総裁会議を控え、金融引き締め懸念から株価が大幅に下落。「ストキャスティクスなどの指数から見ても割安感がでていた」(国内証券)といい、買いが集まったようだ。〔NQN〕』

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【不景気に強い経営】
『好況時には少々の不勉強であっても、サービスが不十分であっても、まあどこでも注文してくれます。
だから経営の良否というのはそう吟味されなくてすみます。
ところが不景気になってくると、買う方は、十分に吟味して買う余裕がでてきます。
そこで、商品が吟味され、経営が吟味され、経営者が吟味されて、そして事が決せられることになるわけです。
ですから、非常にいい経営の下に、いい人が育っている会社や店は、好景気にはもちろん結構ですが、不景気にはさらに伸びるということになる。
そのことを事業にたずさわる者としては、日ごろ常に心にとめておかなければならないと思います。』

<<過去の出来事>>
・米軍がジープで東京に進駐を開始(1945年)
・気象衛星ひまわりが初画像を送信(1977年)

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【徳性を養う】
『人間が人間を動かすことは、なかなか容易ではない。
力で、あるいは理論で動かすことも、できないことではない。
しかしそれでは何をやっても大きな成功は収められまい。
やはり何といっても大事なのは、徳をもっていわゆる心服させるということだと思う。
指導者に人から慕われるような徳があってはじめて、指導者の持つ権力その他もろもろの力も生きてくる。
だから、指導者はつとめてみずからの徳性を高めなくてはならない。
力を行使しつつも、反対する者、敵対する者をみずからに同化せしめるような徳性を養うため、常に相手の心情をくみとり、自分の心をみがき高めることを怠ってはならないと思う。』

<<過去の出来事>>
・ドイツ連邦共和国発足(1949年)
吉川英治没(1962年)
・長沼ナイキ基地訴訟で札幌地裁、自衛隊を違憲とする判決(1973年)

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【やさしい心】
『あの人はどことなく豊かな、感じのいい人であるという場合、それはその人の心が、その人の動作ににじみでているからだと思います。
これは非常に大事なことだと思います。
ことに私は、女性の尊さというものは、やはり親切な心の表われているところにこそ、ほんとうの尊さというものがあるのではないか、という感じがします。
ただ強いばかりではいけません。
賢いばかりでもいけません。
賢い、強いということも、もちろん大切ですが、それ以上に大事なことは、心のやさしさなのです。これはすべてのものをとかすとでもいうほどの力があるのではないでしょうか。
その力を失ってはならないと思うのです。』

<<過去の出来事>>
・国鉄・金田正一投手が3514個の三振奪取世界新記録(1962年)
・読売巨人軍の王貞治選手、国民栄誉賞第一号を受賞(1977年)
・初の南北朝鮮首相会談(1990年)

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【自然を生かす】
『自然はそれ自体のために存在しているという見方がある。
しかし、もっと大きな観点に立って考えてみると、自然は人間の共同生活に役立つために存在しているのだと考えることもできるのではなかろうか。
そう考えてみれば、自然を人間の共同生活の上に正しく活用していくことは、人間にとって当然なすべきことだとも言える。
むろん、単に意欲をたくましくして自然を破壊することはあってはならない。
自然を十破壊して、そこから八の価値しか生み出さないというのではいけないが、十二の価値を生むならば、むしろ積極的に自然を活用していったらいいと思うのである。』

<<過去の出来事>>
・マゼラン隊が世界一周航海によって、地球が球形であることを実証(1522年)
安藤広重没(1858年)
・帝国美術院創設(1919年)

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【サラリーマンは独立経営者】
『サラリーマンの中には、自分は所詮雇われて働いているのだから、自分の仕事に打ち込み、生き甲斐を感ずるというまでにはなかなかなれないという人があるかもしれない。
そういう場合、私は次のように考えたらどうかと思う。それは、一つの会社の社員であっても、自分でその職業を選んだからには、“自分は社員稼業という一つの独立経営者である”という信念を持って仕事をするということである。
言いかえれば、独立経営者が十人あるいは百人、千人と集まって、一つの会社をつくり事業をしているのだ、と考えるのである。
そうすることによって仕事に張り合いも出てき、面白味も加わってくるのではないだろうか。』

<<過去の出来事>>
・上野動物園で空襲に備えて動物を薬殺(1943年)
・サンフランシスコ講和会議開催(1951年)
・武豊騎手、フランスで日本人初のG1制覇(1994年)
・関西国際空港開港(1994年)
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NIKKEI NET マネー&マーケット:特集-マネーの知恵袋

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所)
【お得意を広げるには】
『自分の店のお得意さんが、他の人に「自分はいつもあの店で買うのだが非常に親切だ。
サービスも行き届いているので感心している」と話されたとしたら、その人も「君がそう言うのなら間違いないだろう。
私もその店に行ってみよう」ということになりましょう。
その結果、お店としては、みずから求めずして、お得意さんを一人増やす道が開けるということになるわけです。
そうしたことを考えてみますと、日ごろ商売をしていく上で、お得意さんを増やす努力を重ねることはもちろん大切ですが、現在のお得意さんを大事に守っていくことも、それに劣らず大切なことではないかと思うのです。』

<<過去の出来事>>
・わが国初の普通選挙として浜松市会議員選挙実施(1926年)
・巨人の王貞治、756本の本塁打世界最高記録を樹立(1977年)
読売巨人軍の王貞治選手が、後楽園球場でおこなわれた巨人対ヤクルト戦の3回裏に通算756本目の本塁打を打ち、米大リーグのハンク・アーロンを抜いて世界新記録をつくった。

日銀などによる銀行保有株の新規買い取り額が急減している。
日銀の8月の新規買い取りはゼロで、2月の制度再開以降で初めて1カ月間利用が無かった。
政府の「銀行等保有株式取得機構」の8月買い取り額は56億円で、前月の半分にとどまった。
日経平均株価は7月下旬以降、1万円を若干超える水準でもみ合っている。
銀行は株式を持ち込むと売却損益が確定するが、今のところ急いで売却しなければならない状況とは判断しておらず、株式の持ち込みを一時的に見合わせている。
日銀が銀行の資本増強支援のために実施している劣後ローンの供与も、8月27日の2回目の入札で落札がゼロになるなど「米リーマン・ショック後にとられた緊急の金融安定化策はニーズがいったん後退している」(第一生命経済研究所の熊野英生主席エコノミスト)との指摘も出ている。』
<NIKKEI NET>

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【経営のコツをつかむ】
『多くの会社の中には、非常にうまくいっているところもあれば、反対に行き詰まるようなところもある。
うまくいっているところは従業員がみな優秀で、行き詰まるところはその反対かといえば決してそうではない。
結局、そこに経営があるかないか、言いかえれば経営者が経営のコツをつかんでいるかどうかによって、そうした違いが生じてくるのだろう。
その証拠に、経営者一人が代わることで、倒産寸前の会社が隆々と発展した例はいくらでもある。
経営のない会社は、いわば頭のない人間のようなものである。
経営者が経営のコツをつかんでいる会社は力強く繁栄発展していくと思うのである。』

<<過去の出来事>>
東京専門学校が早稲田大学と改称(1902年)
・米ミズーリ艦上で降伏文書調印(1945年)

<<松下幸之助一日一話>>(PHP研究所編)
【苦難もまたよし】
『わが国では、毎年、台風や集中豪雨で大きな水害を受けるところが少なくない。
しかし、これまでの例からみると、大雨が降って川があふれ、街が流れてもうダメかといえば、必ずしもそうではない。
数年もたてば被害を受けなかった町よりも、かえってきれいになり、繁栄していることがしばしばある。
もちろん、災難や苦難はないに越したことはないが、思わぬときに思わぬことが起こってくる。
だから苦難がくればそれもよし、順調ならばさらによし、という心づもりを常に持ち、安易に流れず凡に堕さず、人一倍の知恵をしぼり、人一倍の働きを積み重ねてゆくことが大切だと思う。』

<<過去の出来事>>
・上野~青森間(現東北本線)全線開通(1891年)
・竹久夢二没(1934年)
・原子力船むつで放射能漏れ事故(1974年)
・大韓航空機、サハリン沖でソ連軍機に撃墜される。乗客乗員269名行方不明(1983年)

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